今日の古本仕事からの一冊は「アルプ」。
アルプは昭和33年、今から約60年前に創刊され25間(300号で終刊)続いた山の雑誌であるが、山のコース紹介、技術等の記事、広告も一切ない。その創刊号に記された串田孫一の言葉である。
「ここに創刊された「アルプ」の性格については、私どもは何も宣言しない。ただ、雪線近いその草原が、人の住む町の賑わいから遠く静まっているように「アルプ」もいわゆる雑誌の賑やかさかや、それに伴う種類の刺戟性などからは距たったものだとは言えるし、自ずから願っている方向も決まっている。」
画像は創刊から12号迄。表紙は大谷一良である。
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過ぎたるは◯◯・・・世話人「水垣尚」
2016.12.17(土)~12.23(金・祝)
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