スペースは土・日の忙しさを峠に平日は少しユックリしてるようです。
古本担当は文庫本の整理。
その中に梶井基次郎の「檸檬」があった。「檸檬」といえば息子が中学生の時に担任だった女の先生から「集中力かない」という事で、夏休みに書き写しの個別宿題を受けた小説である。憂鬱や檸檬という字数の多い字が何度も出てきて、それはバランスの悪いとてもデカイ字で書写されていた。
息子の書き写した「檸檬」を見て、宝物にすると言った先生は、人生の中でそんな字をバランスよくマス目の中に収めながら生きてきた人であったのかも知れない。そんな事を思い出しながら「檸檬」を久し振りに読んでみた。WEBでも全文紹介しているサイトもあるし、短いものなので数分で読み終える事ができる。
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と言おうか、嫌悪と言おうか・・・」
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2016.12.17(土)~12.23(金・祝)
AM11時~PM7時(最終日5時)